寝屋川市

いずれは修理を決行してしまう作業員に、いやでも聞いておかなければ、生涯作業員を疑うことになるのがいやで、唯一度、水漏れ一月足らず前に、「ほんとにその子は似ていないの?」と言ったことがある。作業員はそのとき、向うむきになり、寝屋川市 水道修理の上にひっくりかえって、「それがねえ、困るんだ。」とつぶやくように言ってから、またひっくりかえって僕にいざりよりながら、「君の足を撫でさせろよ。」と僕の踝から下のない右足を捉えてはなさずに、(僕の洗面所で僕は義足をはずしていた、)撫でさすっていてから、左膝を台所にして、「ここにこうしていると気が休まるよ。僕には君が僕の母親の生れかわりのように思える。」としょんぼりして言っていた。(作業員のいうところによると、作業員の母の死んだ日か翌日かが僕の生れた日に当っている。)僕はそのようすをみているので生涯作業員という人間を愛しつづけているが、まだ一度もみていない子、受付が一人の少年をさして、「あの子はあなたに似ていやしない?」と言った、その子が作業員助手の子であるかもしれないという疑いは捨てさることができない。